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わたしがわたしであるために。


by purnatur
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記憶となってしまう前に…

“ジィちゃん”死んじゃった…

“ジィちゃん”の孫であるハトコからのメールだった。
“ジィちゃん”子だったハトコのこの一言で 彼女のキモチが手にとる様にわかった。

こんなプライベートなこと ブログに書くものじゃないのかもしれないけれど…心にしまう前に ほんのちょっとだけ 残しておくことにした。

それは とっても素敵な2日間だったから。

悲しい死しか経験したことのない私にとって、とっても心強い、あったかいお葬式だったから。



“ジィちゃん”は私にとっては義理の叔父なのだけれど、どちらかというと孫と歳の近い私は皆と同じく“ジィちゃん”と呼んでいた。生粋の商人で、お酒が大好きで、遊びに行くといつもニコニコお酒を呑んでいた。

そんな“ジィちゃん”がいないこと。もちろんまだ信じられないけれど、この2日間で“ジィちゃん”の凄さを改めて感じることが出来た。それがとても嬉しかった。

商売人の“ジィちゃん”。
皆が集まれる様に三連休に合わせるかの様に息を引き取った。
そして49日は 大恋愛の末結婚した“バァちゃん”の命日。
なんて粋なのだろう…

“ジィちゃん”の側を離れないハトコ。
涙をぽろぽろ流しながら 寝てないであろう顔を笑顔にして皆を出迎える。本当に“ジィちゃん”思いの優しい娘だ。

ハトコは4人兄弟で、皆20代後半だが、生まれた時から知っているこの娘達が こんなに強く家族を支えていることを 私は誇りに思う。そして “ジィちゃん”もきっと同じだろう。

お酒の好きな“ジィちゃん”の側で 末っ子のハトコと2人 線香を絶やさない様 朝まで想い出話をしながら起きていた。“ジィちゃん”は本当に孫に愛されている…。

“ジィちゃん”の息子である従兄2人も “ジィちゃん”の前で いつもとは違う小学生の頃の想い出話で口喧嘩。久しぶりに並んで床についていた。

そんな全てが愛おしくて 何だか“ジィちゃん”がそんな機会を皆に与えてくれたとしか思えなくて…淋しいのだけど 何だかそれ以上にあったかくてとっても貴重な時間だった。

一緒に暮らしていた彼らは きっと今から淋しさがまた押し寄せるのだろう…残された者にとって 後悔の残らない死なんて 本当はないのだと思う。だけど 精一杯介護し 想い出をたくさん作りながら毎日を過ごせたのだから、皆満足だと口々に言えるのだ。


“ジィちゃん”の棺を閉じる時 さっきまで辛くて泣きじゃくっていた末っ子のハトコが

 「“ジィちゃん”ありがとう!」

と 最後に力強く笑顔で言った。涙が止まらなかった。

身近な人の死は確実に人を強くする。

“ジィちゃん”本当にありがとう!

まだまだたくさん話したかったけれど 
この力強いハトコ達と また“ジィちゃん”の話が出来る事 私は嬉しく思うよ。

皆のこと見守っていてね。
27年ぶりに再会する“バァちゃん”にたくさん甘えてね。

“ジィちゃん”の愛は皆に届いたから そっちでゆっくりしてね。

本当にありがとう。

86歳万歳!
by purnatur | 2007-02-13 00:00 | おぼえがき。